SIGMA APO 100-300mm F4 EX  Part1

昨年の秋に、格安でSIGMA APO 100-300mm F4 EXを入手出来たもののフードがなく、撮影の際、積極的に持ち出しませんでした。
その理由として、このレンズは、レンズフロント部分のピントリングの面積が大きい(主観です)上に、重心が少しフロント寄りです。私の場合、 MFでの撮影が多いので、フードを付けないと手持ちでの撮影は難儀します。また、このレンズは光源が直接入る状況だと、簡単に目立つフレア及びゴーストが発生しますので、フードの装着は必須だと判断したからです。

原則、手持ちで使用するので三脚座は取り外しています。

ただ、素性は良さそうなレンズだと思いましたので、純正のフードを探したものの、現在では、新品、中古ともに入手はまず無理、との結論に至りました。
色々考えた結果、95ミリ径の汎用ねじ込み式フード(新品)とステップアップリング2個を購入し、この3点を組み合わせたところ、一応は実用になるので最近になってよく持ち出すようになりました。

95ミリ径のねじ込み式フードに、95mm↔86mm+86mm↔82mm2種のステップアップリングを噛ませています。正直、レンズへの装着は楽ではありませんが、緊急に装着しなくてはいけない場合でなければ、 常用できると思います。

フード装着時の画像です。全長7.6センチの95ミリ径フードを装着しても、レンズの存在感が勝っているように見えます(笑)

SONY α99 、SIGMA APO 100-300mm F4 EX、1/400、F4、ISO400

上の作例の場合、フードがなくてもフレアとゴーストは防げましたが、装着したフードに左手を添えて撮影できるので、MFでもストレスなく撮影できました。

 

SONY α900SIGMA APO 100-300mm F4 EX、1/250、F4、ISO640

昨年冬のテスト撮影時のカットで、フードなしでの撮影です(夕日の斜光がレンズ面に「もろ当たり」でなければ、逆光に弱い印象はありません)

 

なお、デジタル対応化が成されたDGタイプ(光学系他はそのまま)では、逆光耐性が確実に改善されたようなので、このレンズの購入を検討中でしたら、高くてもDGタイプのモデルを購入するのがベターかと思います。

次のPart2に続きます。(掲載は10月を予定しています)