MINOLTAα-9をメーカーに修理依頼 2023年秋  Part1

2022年秋に、ケンコートキナーは、コニカミノルタ製品の修理受付を終了すると発表しました。但し、このメーカーアナウンスには、多少不可解な点がありました。リストの中にミノルタのカメラボディが入っていないのです。(詳細はこちら:https://www.kenko-tokina.co.jp/information/KonicaMinoltaRepairServiceFinish.html )
そんな折、フィルムカメラのMINOLTAα-9の露出補正ダイヤルが破損してしまいました。

撮影中に露出のステップを1/2からに1/3に変更しようと、露出補正ダイヤルを上に持ち上げたところ、まるでシャンパンファイトのコルク栓のように、ダイヤル上部が勢い良く「吹っ飛んで」しまいました。慌てて地面に落ちた部品を拾い集めましたが、直せる気がしません。

帰宅後に撮影しました

メーカーに依頼するしかありませんが、数ヶ月前にサポート終了のアナウンスがあり、受け付けてくれるのかどうかも不安でした。

しかも、以前に比べて、ポジフィルムでの撮影機会が大幅に減っているので、35ミリフィルムカメラに、万単位の修理費を費したくはありませんでした。
とはいえ、超音波駆動レンズに対応している手持ちのα-9はこの1台だけですし、手持ちの超音波駆動レンズを有効に活かすためには、露出補正ダイヤルは不可欠です。なにはともあれ、ケンコートキナーに持ち込むことに決めました。

上記の件の翌月の9月に、MINOLTAα-9を持ち込みました。東京の中野にあるケンコートキナーの修理受付窓口(同社のサービスショップ内)は、日曜日の午後4時過ぎでしたが、(この日は)閑散としており、すぐに受付けていただきました。
ついでに、Tokina AT-X340 AF(Ⅱ)100-300mmF4に不具合があるので、このレンズと合わせて提出しました。

当時、サービスショップ内に2人いらしたのですが、受付対応の方が、α-9を見るなり「ミノルタ製品の受付はできるかなあ、α-9」ともう1人の方に話しかけられました。すると「修理技術者が対応できるかだよね〜コニカミノルタからだからね〜」とコメントされていたので、私は、内心、無理かなあ…思いました。
とはいえ、何はともあれ、修理担当者宛に送ってくださるとのことです。

同時に持ち込んだ、Tokina AT-X340 AF(Ⅱ)100-300mmF4は、AF時の最短距離に達すると、大きな音を立てて作動不能になってしまうので、オイル交換で治るかな?という気がしていました。このレンズも、とっくにメーカーの修理不能リストに入っているのですが、受け付けてくれるとのこと。
逆に、こちらは直らなくてもいいかなあ(MF使用時には完全に正常に作動するので、AFの使用率などからしても大きな障害にはならないため)と思っていました。

修理の見積もりについては、1週間程度かかるとのことで、メールでの見積もり連絡をお願いしました。蛇足ですが、SONYの見積もり連絡は電話のみです。基本的に、平日の電話に出られない身としては、この連絡手段が選べるのはありがたいです。


続きはPart2で…